Photoshopでジオラマ風の写真を作成する方法
Photoshopで風景の写真を、ミニチュアのジオラマを撮影したように加工する方法の備忘録です。
今回は、例として下記の電車の写真を加工してみます。ジオラマ風の写真には、少し上の角度から撮影した引きの写真が向いています。
色相・彩度を調整する
レイヤーの下のアイコンから、色相・彩度の調整レイヤーを新規に作成します。
「プロパティ」で、ミニチュアを撮影したようなカラフルな色合いになるように、彩度を上げていきます。
芝生の緑が色鮮やかに明るくなりました。
明るさを調整する
次に写真の明るさを調整します。
トーンカーブの調整レイヤーを作成し、トーンカーブを左上に向けて曲げることで、全体が明るくなります。
川の青味が一層明るくなりました。
ぼかしを設定する
全体をカメラで撮影したようなぼかしを設定します。
写真のレイヤーを選択した状態で、上部メニューの「フィルター」>「ぼかしギャラリー」>「チルトシフト」をクリックします。
ぼかしの位置と値を設定して、上部の「OK」をクリックします。
チルトシフトは、ピントの位置に対して、ぼかしの範囲や強さを指定できるツールです。
今回は、ぼかしの中心が電車に合うように設定しました。
細部の調整
最後に写真の細かい部分をぼかすことで、全体を作り物っぽく加工します。
上部メニューから「フィルター」>「ぼかしギャラリー」>「明るさの最大値」をクリックします。
保持は「真円率」選択します。値が大きすぎると、全体がボケてしまうので半径の値は0.2〜1.5くらいで微調整します。
全体のディテールがぼかされ、ミニチュアのような作り物っぽい雰囲気が出ました。
これで加工は完成です。
全体的に明るく、カラフルに色彩を調整すること、カメラで撮影したようなピントを意識してぼかしをかけることがポイントです。