Illustratoriで放射状背景を作成する方法

御来光や後光、日の出、サンバーストなどに使用される放射状の背景を作成する方法の備忘録です。

オブジェクトのコピーを利用する方法、波線を利用する方法の2通りの作り方があります。

扇状のオブジェクトをコピーする方法

円形オブジェクトを変形、回転、コピーすることで放射線を作成する方法です。

楕円形ツールを選択して、「shift」キーを押しながらドラックして正円を作成します。

楕円形ツールは、長方形ツールを長押しすると選択できます。

正円を選択ツールでクリックして選択したら、「変形」から楕円形のプロパティを使用して、扇状のオブジェクトに編集します。

今回は、扇型の終了角度を「10°」に設定しました。

続いて、プロパティから「アピアランス」の「効果を選択」アイコンをクリックします。

Illustrator効果が表示されるので、「パスの変形」の「変形…」をクリックします。

変形効果が表示されるので「回転」の角度を「20°」に設定します。プレビューで確認しながら、左下を基準点に1周するようにコピーします。

回転の角度を扇型の終了角度の2倍にすると、等間隔の放射線になります。

放射状のオブジェクトが作成できました。

背景に重ねてオブジェクトのサイズを変更すれば、放射線状の背景の完成です。

波線を利用する方法

円形オブジェクトの波線を利用して、放射線を作成する方法です。

楕円形ツールを選択して、「shift」キーを押しながらドラックして正円を作成します。

オブジェクトの塗りを線に変更し、「線幅」と「波線」を設定します。

波線の「線分」の値を調整して放射線の形を整えます。

最後に、上部メニューの「オブジェクト」から「パス」>「パスのアウトライン」を実行します。

放射線の完成です。

こちらの方法は、波線の値を調整するだけで簡単に放射線を作成できますが、中心が微妙にズレます。

中心に円やテキストを重ねたり、透過して背景に重ねる場合など、用途に合わせて使い分けます。

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