シンボリックリンクを作成する方法
シンボリックリンクとは、Windowsのショートカットのようにあるファイルから異なるファイルやディレクトリを参照できるようにするリンク機能のことです。いままで何気なく使用していたシンボリックリンクを実際に作成する機会がありましたので、作り方をメモしておきたいと思います。
シンボリックリンクの作り方
シンボリックリンクは、Linuxの「ln」コマンドを使って作成します。
ln [オプション] ターゲット リンク
今回はシンボリックリンクを作成するので、オプションに「-s」を指定します。
ターゲットには、参照先ファイル(ディレクトリ)のパスを指定します。
リンクはシンボリックリンクのファイル名を指定します。
ターゲットとリンクは、フルパスでも相対パスでも指定可能です。
例として「target」というシンボリックリンクを作成します。私が調べた中で最もわかりやすかった手順は以下の通りです。
まず、シンボリックリンクを作成したいディレクトリへ移動します。
cd /var/test/public_html/aaa/
次にターゲットとなるディレクトリとシンボリックリンクのファイル名を指定し、「ln」コマンドを実行します。
ln -s /var/test/public_html/bbb/target target
ディレクトリは最後に「/」をつけずに記述します。
コマンドを実行すると「/var/test/public_html/aaa/target」が新たに作成され、こちらにアクセスすると「/var/test/public_html/bbb/target」を参照することができます。
階層が複雑なシステムを有するサイトを作成するときなど、シンボリックリンクが役立つかもしれません。作成する場合は、フォルダの改装を間違えないように注意が必要です。